プロフィール
中小企業診断士タニシゲ
中小企業診断士タニシゲ
佐賀県伊万里市の中小企業診断士です。 経営戦略や経営計画の策定、マーケティングや企業再生などのコンサルタントをやっています。 企業さんの売上アップ、商店街活性化、地域活性化、地域産業の振興など、地域が元気になるのが私の喜びであります。
<略歴>
1973年1月 誕生
伊万里幼稚園、大坪小学校、伊万里中学校、伊万里高等学校と、18年間伊万里で過ごす。
横浜国立大学経済学部卒業後、伊万里の近くに帰りたいと思い、長崎県内の銀行に入行。
地域シンクタンク業務を行う情報調査部、経済研究所に配属となり、地域経済調査、産業調査、政策提言などを行う。
その間、福岡の地域シンクタンクに2年間出向し、「九州経済白書」の執筆にも参加。
銀行を退職後、伊万里市内の経営コンサルタント事務所に勤務する傍ら、中心市街地活性化グループ「eまち伊万里プロジェクト」でも活動中。
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twitterの可能性とネット通販の脅威(機会)について思う

2009年12月31日

 中小企業診断士タニシゲ at 12:45 | Comments(5) | 地域マーケティング研究
twitterの可能性とネット通販の脅威(機会)について思う

2009年の大晦日に思ったことを2点。

1点目は「twitter」について。
今年の夏ごろからだったでしょうか、私もtwitterを始めてみました。
twitterは、ブログよりも簡単に、インターネット上にメッセージを発信することができるコミュニケーションツールです。
ただし、1回の発信は140文字以内となっています。

wikipediaによりますと、twitterの日本語版サービスが始まったのが2008年の4月、国内の利用者は2009年6月時点で約320万人まで増加していたそうです。
利用者は今現在も増加しているものと思われ、特に、国会議員先生や有名経営者、最近では国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在する野口聡一さんが、宇宙からtwitterでメッセージを発信していらっしゃいますね。

で、私のtwitter活用法ですが、最初は何をどうして良いものかわからず、「世間で言われているほど大したものではないな」と思っていたのですが、あることをきっかけに面白くなりました。
それは、

プロフィール検索で自分の興味がある分野の人を探してフォロー(発言を見られるよう登録)する。

著名人をフォローする。

の2点です。

特にびっくりしたのが、著名人をフォローです。
例えば、孫正義社長とホリエモン元社長とのやりとりがリアルタイムで見れたり・・・。
宇宙からのつぶやきが見れたり・・・。
今まで、こんなことってできませんでしたよね。
確かに、これまでもブログなどで著名人の動向などを知ることはできましたが、twitterはリアルタイムです。
メールのやり取りを合法的に覗き見ているようなものです(笑)。

実は昨日、もっとびっくりすることが起きました。
私がコタツの中でミカンを食べながらボーッとパソコンの画面を見ていたところ、現職国会議員有名元社長が公職選挙法についてやりとりをしていることに気づきました。
どうやら、「公職選挙法を知らないスタッフが勝手にビラ配りなどをして法律違反になるのが怖い」という内容のようです。
このところ、「私は知らなかった」の一点張りで責任をとろうともしない総理大臣の脱税事件や、献金疑惑などが取りざたされていることもあり、「政治家の自分自信への甘さ」と「マスコミと国民の追求の甘さ」に辟易していたため、議員の発言に思わずツッコミを入れてみました。
(注)以下、tanishigeeeが私の発言、SekoHiroshigeが某国会議員の発言です。

tanishigeee 怖いとかの問題でなく、今の時代、スタッフにルールを理解させ、順守させる能力も問われていると思うのですが如何でしょう。QT @SekoHiroshige そうです。これが怖いのです。スタッフのうっかりで議員が辞職という例も出ています。選挙の結果をそんなことで無にしていいのかと思います。


まあ、ここまでは普通のつぶやきなのですが、数分後・・・

SekoHiroshige もちろん私の事務所ではそう努力してます。選挙前は公選法に詳しい弁護士と勉強会もやります。それでも法律が複雑すぎる面も。 RT @tanishigeee: 怖いとかの問題でなく、今の時代、スタッフにルールを理解させ、順守させる能力も問われていると思うのですが如何でしょう


なんと、返事が帰ってきました。
しばらく、理解できませんでした。
・・・今、地方の一般家庭でコタツの中でミカンを食べているこの私が、わずか一言とはいえ現職国会議員とリアルタイムでコミュニケーションがとれた!?
驚きでした。
正直、いままでtwitterを軽く見ていましたが、今までの常識ではありえなかったことが起きました。
だって、私が現職国会議員と一言交わそうと思ったら、どういう段取りを踏まなければならなかったでしょうか?
まずコネを探して、面会の主旨を伝えて、理解と賛同を得たらやっと紹介してもらえて、そして先方の都合がいい日時に会いに行く・・・、というハードルを超えていかねばなりません。
それが、コタツの中から・・・、ジャージを着たままで・・・。

ということで、twitterと言いますか、WEBの新しい活用法を垣間見た瞬間でした。



2点目は「Amazon」について。
Amazonは、もうここ数年来利用していますが、今年はその利用の仕方が若干変わった1年となりました。

というのは、これまではほとんど「本」の購入だけでしたが、今年は「子供の誕生日・クリスマスプレゼント」「パソコン関連製品」「家電製品」までも買っていました。
何故か?
安さと便利さに気付いてしまったからです。

「うまい」「安い」「早い」という言葉がありますね。
品質・サービスの質、低価格、スピード。
製造業でいうとQ、C、Dですね。
これらをAmazonと一般のお店(リアル店舗)と比較してみましょう。

「品質」という意味では、本や家電製品、玩具などは、同じ工場で作っていますからどのお店で買おうとモノは同じであり、製品では差別化できません。

「サービスの質」という意味では、これは業態によって異なりますが、「品揃え」や「製品に関する情報提供」という面においては、Amazonは圧倒的です。
また、「わざわざ足を運ばずとも、自宅のPCで買い物ができる」という点も、ネット通販のサービスのひとつに数えられるかもしれません。

「安い」という意味では、Amazonの家電製品や玩具などは定価からいくらか割り引いた価格で販売してあり、家電量販店やトイザラスなどとさほど変わらないか、それよりも安いためお得感があります。

「早い」という意味では、Amazonは配送に数日かかるため、一般の店舗よりも不利になります。
しかし、よっぽど急ぎの買い物ではない限り、数日後に配送されてくるのであれば特に問題にはなりません。

以上のことを総合すると、Amazon恐るべしとなるわけです。
確かに、私もこの年末に佐賀の大型ショッピングセンターなどに足を運び、子供の手袋や傘などを買いました。
でも、玩具やパソコン関連製品などはお店で現物を確認し、実際に買ったのはAmazonです。
ま、確かに、クリスマスプレゼントは子供の前で買うわけにいかなかったというのもあるのですが。

日ごろ、「地域経済の活性化を!」などと言っている私でさえ、この状況です。
地域のお店は、今後どうすればよいのでしょうか。

品質の面では、差別化できる商品を扱うことが重要だと思います。

サービスの質では、品揃えではかないませんので、アフターサービスや情報提供、提案力などが重要だと思います。

価格の面では、これは太刀打ちできないと考えたほうが良さそうです。
自社で製造していたり、自家製だったら別ですが。
まずは収益を確保しなければ事業は継続できませんので、むやみな価格競争はしないことが重要です。

スピードの面では、工夫が必要だと思います。
お客様がその日に手に入れるには、豊富な品揃えと在庫が必要ですが、これはお店にとっては重荷になります。
品揃えと在庫以外で何かクイックレスポンスできるものは何か?
そういったものを考え、提供することが重要だと思います。

このように、ネット通販は地域のお店にとって脅威です。
しかし、逆に、地域のお店がネット通販する側にまわっても良いわけです。

そのためには、まず他所にはない魅力的な商品を持つことが必要ですね。
そして、その商品の魅力をしっかりと伝えることと、効果的に情報を発信することが大切です。
さがファンブログでも、すでに頑張っていらっしゃるお店もたくさんありますね。

「ネット通販だなんて・・・」とか「今は景気が悪いから・・・」とか言っていても、勝手に業績が良くなることはそうそうありません。
(悪くなることは多々ありますが・・・)
世の中の変化や、人々が求めるものに合わせて自分たちもやり方を変えていくことでしか、事業を発展・継続させることが難しい時代なのだと思います。
きっと来年もそうでしょう。

なんだか取り止めがない文章になりましたが、以上、2009年の大晦日に思ったことでした。
来年は、4月に中小企業診断士養成過程を終えて、伊万里に帰ってくる予定です。
伊万里に帰り次第、地域の企業さんの発展や再生のお手伝いをさせていただきたいと考えています。
あとサガン鳥栖の応援も!
それでは皆様良いお年を。

伊万里LOVE。
サガン鳥栖LOVE。
来年は伊万里とサガン鳥栖にとって良い年になりますように。
あと我が家も。



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この記事へのコメント
全く本当ですね。
ネット通販はくせになります。
届くまでの、届いてから封を開けるまでのあの、ドキドキがこれまた癖になる。

タニシゲ所長どころか、私ですら、以前はアマゾンで買ってました。
(今は必ず地元書店に注文しますが)

あすは、楽しみにしてます。
泣きついたらごめんね。笑
Posted by いすい at 2010年01月02日 23:44
>いすい殿
通販利用者、今後も増えるでしょうね。
伊万里に住んでいる人たちも、利用が増えるでしょうね。
通販と競合しないような売り方について、考えなければなりませんね。

今日は楽しみにしています。
私でよければ泣きついてください。
(お金は持ってませんのであしからず)
Posted by タニシゲ at 2010年01月03日 13:03
徘徊してたら見つけました。
ネット通販利用してる佐賀賢人ですww
今は広島に住んでるんですが、佐賀の商店街は本当に寂れましたね。寂しい限りです。
商店街活性化!!なんていう美辞麗句は、ネット通販と言う都市環境の代表的ツールの前に霞んでしまうのでしょう。

新たな価値やコンセプトを提示しなくては、商店街の活性化は至極困難でしょうね・・・商店街好きだけど・・・うーん
Posted by いけつよ at 2010年01月16日 01:56
>いけつよさんへ
コメント有難うございます。

>新たな価値やコンセプトを提示しなくては、商店街の活性化は至極困難でしょうね・・・

そのとおり!
人様にとって魅力的な価値とコンセプト、そして「戦略的」かつ「組織的」な「行動」が必要です。
といっても、商店街は個店の集まりですので、コンセプトを創り上げる時点で足並みが揃いません。

片や、大型店やチェーン店、ネット通販会社などは、共通のコンセプトのもとで「組織的に」行動しています。

その違いが、現在の結果の違いとして現れているのだと思います。
Posted by タニシゲ at 2010年01月16日 08:24
カトキチも導入しているね
(^^;)

自分の所での活用法も模索中

また、新たな分野でも・・・
( ̄∇ ̄)
Posted by koimari at 2010年01月16日 13:15
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