企業再生は「国」と「地域」への貢献でもある
2010年03月05日
中小企業診断士タニシゲ at 19:24 | Comments(3) | 中小企業診断士養成課程
中小企業診断士養成課程112日目。
今日は、「企業再生」の演習でした。
「企業再生」とは、売上の不振などで業績が悪化し、業務を継続することが難しくなった企業さんの再建を支援する仕事です。
倒産の危機から救い、事業を健全な状態に戻すことが目的です。
私も養成課程に来る前まで、この企業再生のお仕事をしていました。
おそらく、仕事に復帰してからもこの企業再生に携わることになると思います。
ですから、今日の演習はずっと楽しみにしていました。
演習の内容もさることながら、今日はとても良い話が聞けました。
どういう話かと言いますと、「企業再生は、国の産業基盤や地域経済の衰退を止める仕事である」ということです。
日本の成長を支えてきた製造業は、年々事業所の数が減っています。
優秀な技術を持った会社、優れた技能を持った人たちが勤める会社でさえ、経営不振に陥ることで簡単に倒産します。
そういう会社が何万となくなれば、我が国の産業基盤は質・量ともに衰退します。
一度失ってしまったものは、これを取り戻すまでに長い年月を要します。
ですから、必要とされる企業を倒産の危機から救うことは、国の産業基盤衰退を食い止めるうえで非常に重要なことなのです。
地方でも同じようなことが言えます。
地方の元気を支えているのは、やはり企業です。
倒産や雇用調整などで働く場所がなくなれば、人口減少や消費低迷につながり、地域活力が失われます。
一度失ってしまったものは、これを取り戻すまでに長い年月を要します。
地方の場合は、永遠に取り戻すことが出来ないかも知れません。
ですから、必要とされる企業を倒産の危機から救うことは、地域活力を維持するうえで非常に重要なことなのです。
この話を聞いて、俄然ヤル気が出てきました。
今までは、何とかして会社を存続させたい「経営者さん」や、そこで働く「従業員さん」、そして「その家族」を助けたい一心で仕事をしていました。
これに「国」と「地域」が加われば、さらにやり甲斐が増します。
会社更生法や民事再生法などを使い、法的に再生するのは「弁護士さん」の仕事ですが、私的な再生を行うときに中心的な役割を果たすのは「中小企業診断士」です。
会社の再生戦略を立て、再生計画を作り、金融機関等との交渉にあたり、再建のお手伝いをする。
そして、経営者と従業員さんとそのご家族、地域、国の幸福のために貢献する。
よし、やるぞ。
伊万里に帰る日まであと36日。
伊万里LOVE。
日本LOVE。
今日は、「企業再生」の演習でした。
「企業再生」とは、売上の不振などで業績が悪化し、業務を継続することが難しくなった企業さんの再建を支援する仕事です。
倒産の危機から救い、事業を健全な状態に戻すことが目的です。
私も養成課程に来る前まで、この企業再生のお仕事をしていました。
おそらく、仕事に復帰してからもこの企業再生に携わることになると思います。
ですから、今日の演習はずっと楽しみにしていました。
演習の内容もさることながら、今日はとても良い話が聞けました。
どういう話かと言いますと、「企業再生は、国の産業基盤や地域経済の衰退を止める仕事である」ということです。
日本の成長を支えてきた製造業は、年々事業所の数が減っています。
優秀な技術を持った会社、優れた技能を持った人たちが勤める会社でさえ、経営不振に陥ることで簡単に倒産します。
そういう会社が何万となくなれば、我が国の産業基盤は質・量ともに衰退します。
一度失ってしまったものは、これを取り戻すまでに長い年月を要します。
ですから、必要とされる企業を倒産の危機から救うことは、国の産業基盤衰退を食い止めるうえで非常に重要なことなのです。
地方でも同じようなことが言えます。
地方の元気を支えているのは、やはり企業です。
倒産や雇用調整などで働く場所がなくなれば、人口減少や消費低迷につながり、地域活力が失われます。
一度失ってしまったものは、これを取り戻すまでに長い年月を要します。
地方の場合は、永遠に取り戻すことが出来ないかも知れません。
ですから、必要とされる企業を倒産の危機から救うことは、地域活力を維持するうえで非常に重要なことなのです。
この話を聞いて、俄然ヤル気が出てきました。
今までは、何とかして会社を存続させたい「経営者さん」や、そこで働く「従業員さん」、そして「その家族」を助けたい一心で仕事をしていました。
これに「国」と「地域」が加われば、さらにやり甲斐が増します。
会社更生法や民事再生法などを使い、法的に再生するのは「弁護士さん」の仕事ですが、私的な再生を行うときに中心的な役割を果たすのは「中小企業診断士」です。
会社の再生戦略を立て、再生計画を作り、金融機関等との交渉にあたり、再建のお手伝いをする。
そして、経営者と従業員さんとそのご家族、地域、国の幸福のために貢献する。
よし、やるぞ。
伊万里に帰る日まであと36日。
伊万里LOVE。
日本LOVE。
この記事へのコメント
養成課程も残すところ1か月ちょっとになりましたね。
この1か月を「もう1か月しかない」と考えるか、「あと1か月もある」と考えるかで、勉強できるボリュームも違ってくるのでは?と先日ふと思いました。
さて、事業再生についてですが、私はこれまでのカリキュラムの中で、一番身近でない話だったので、すごく新鮮で、勉強になりました。
で、内容もそうだったのですが、私の場合は、先生のコンサルスタイルに感銘を受けました。
先生のお話によると、成果報酬で仕事を受けているとのこと。
再生がうまくいったら自分の報酬も増え、うまくいかなかったら報酬が少ない(ない?)仕組み。
コンサルの限界は、「どこまで行っても企業の当事者にはなれないこと」と考えていましたが、そのような仕組みであれば、企業との運命共同体として、かなり当事者としての気持ちを持って仕事ができると思いました。
私の「プロフェッショナル」のイメージに当てはまる働き方だと感じた日でした。
この1か月を「もう1か月しかない」と考えるか、「あと1か月もある」と考えるかで、勉強できるボリュームも違ってくるのでは?と先日ふと思いました。
さて、事業再生についてですが、私はこれまでのカリキュラムの中で、一番身近でない話だったので、すごく新鮮で、勉強になりました。
で、内容もそうだったのですが、私の場合は、先生のコンサルスタイルに感銘を受けました。
先生のお話によると、成果報酬で仕事を受けているとのこと。
再生がうまくいったら自分の報酬も増え、うまくいかなかったら報酬が少ない(ない?)仕組み。
コンサルの限界は、「どこまで行っても企業の当事者にはなれないこと」と考えていましたが、そのような仕組みであれば、企業との運命共同体として、かなり当事者としての気持ちを持って仕事ができると思いました。
私の「プロフェッショナル」のイメージに当てはまる働き方だと感じた日でした。
Posted by レイアウト担当 at 2010年03月05日 23:56
>レイアウト担当殿
コメントありがとうございます。
私の場合、1日でも早く帰りたいと思っていましたが、おっしゃるとおり、あと1ヶ月しかないのですね。
ほんと、そう考えると、1日たりともムダにできませんね。
毎日に課題を設定してクリアしていかねば!
「プロフェッショナル」な働き方の件、学ぶ姿勢からしてストイックな貴殿のことを考えると、なるほどと感じました。
難しい仕事、人がいやがる仕事を率先して自分に課す貴殿の生き方を、私は心から尊敬しています。
引き続き、切磋琢磨してまいりましょう。
コメントありがとうございます。
私の場合、1日でも早く帰りたいと思っていましたが、おっしゃるとおり、あと1ヶ月しかないのですね。
ほんと、そう考えると、1日たりともムダにできませんね。
毎日に課題を設定してクリアしていかねば!
「プロフェッショナル」な働き方の件、学ぶ姿勢からしてストイックな貴殿のことを考えると、なるほどと感じました。
難しい仕事、人がいやがる仕事を率先して自分に課す貴殿の生き方を、私は心から尊敬しています。
引き続き、切磋琢磨してまいりましょう。
Posted by タニシゲ
at 2010年03月06日 02:39

参考になります。
帰郷後は町のこと、会社のこと、たっくさん教えて下さいね!!!
帰郷後は町のこと、会社のこと、たっくさん教えて下さいね!!!
Posted by いすい
at 2010年03月16日 20:02
